蚤の目大歴史366日

“9月21日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1933=昭和8年  宮沢賢治が午後1時30分、岩手・花巻の自宅2階で亡くなった。 37歳。父・政次郎、母・イチらに見守られた。死因の急性肺炎は疲労が重なったことで更に悪化したとされる。死の前日にも肥料の相談に訪れた知...

“9月20日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1925=大正14年  東京六大学野球連盟が発足した。 6校目としてこの年の春に東京帝大が参加した。さらに過熱を恐れて早慶戦を中断していた早稲田と慶応の2校を明治が中心となって説得することでようやく足並みを揃った。 初...

“9月19日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1991=平成3年  チロルアルプスの氷河で一体の奇妙な<ミイラ>が発見された。 現場はオーストリアとイタリア国境稜線のシミラウン峰(3,607m)から400m下の氷河上で通常ルートを外れて下山中のドイツ人夫婦見つけた...

“9月18日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1698年  この日、パリのバスティーユ監獄に1台の馬車が滑り込んだ。 窓はすべてカーテンで閉じられ看守抜きで監獄長が直々に出迎えた。降りてきた人物は黒いビロードで顔を覆っておりそのまま家具付きの<特別室>に案内された...

“9月17日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1952=昭和27年  伊豆諸島の南にある明神礁が爆発した。 正確に言うと「海底火山」の噴火を通りかかった漁船が見つけた。焼津漁港所属の「第11明神丸」でこの船名をとって明神礁と名付けられた。位置は東京の東南408キロ...

“9月16日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1857=安政4年  秋晴れに誘われた薩摩藩主・島津斉彬は藩営写真機試験工場をのぞいた。 普段どおりの裃(かみしも)姿だった。オランダ人からはじめて買い求めた写真機の操作手順や写真の仕上がり具合について部下から進捗状況...

“9月15日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1916年  激戦の戦場に奇妙な鋼鉄製の兵器が登場した。自由に走り回り大砲をぶっ放した。 第一次大戦まっただ中の北フランス・ソンム河畔、連合軍と交戦中のドイツ兵は仰天した。弾丸をはね返しながら唸りをあげて鋼鉄の物体が突...

“9月14日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1919年  アメリカ第25代大統領ウィリアム・マッキンリーが未明に58歳で死去した。 南北戦争従軍経験のある19世紀最後の、20世紀最初の大統領で急進無政府主義者の凶弾に倒れた。マッキンリーは金融恐慌などを引き起こし...