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蚤の眼 大世界史 365 ⓲ 9月18日

満州事変起こる(1931年・昭和6年)
この日の夜10時20分、満州の奉天より北8キロメートルの柳条溝で満州鉄道のレールを爆破したのは独立守備歩兵第二大隊の第三中隊、河本末守中尉の一行である。関東軍は爆発音を合図に一斉に行動を開始、満鉄沿線の各都市をほとんど日本軍の占領下に置いた。”軍が急いで動くのはよくない。あくまで外交交渉によって…””何を言うか! 既に統帥権は発動されたのだ” とこうなって既成事実が積み重ねられていくのです。いつかきた道をまたこの国は歩こうとしているのだろうな。戻れないのですよ。
順陽丸撃沈す(1944年・昭和19年)
第2次世界大戦の折りに捕虜となった人々や労務者を強制労働のために日本各地へ運ぶための輸送船であった。排水量5,065トン。連合国側からは「ヘルシップ」(地獄船)などと呼ばれていた。スマトラ島の鉄道建設のために6,000人余を運んでいたところ、インドネシアの沖合で、イギリス海軍の潜水艦の魚雷によって沈没した。5620人の死者を出し、生存者は723人だったという。
全学連結成(1948年・昭和23年)
全国の145の大学によって全日本学生自治会総連合が結成された。初代の委員長は武井昭夫だった。時代の洗礼を大きく受けながら、学生たちは民主主義の理想をまずもって、当初は人民の側にたち、共産主義に、そして大きな転換点を迎える中で、尖鋭に戦ってきた。砂川闘争、六全協、安保闘争、成田・三里塚闘争、70年安保、全共闘運動など の足跡を残しながら、今や五派に別れてセクト間の戦いだけになってしまった感があるけれど、最も敏感な感覚を持った青年たちは、いまどうしているのだろう? 豊かな生活の中に完璧に埋もれてしまったのだろうか?

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