蚤の目大歴史366日

“7月19日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1943=昭和18年  日本旅行倶楽部の事業休止で雑誌『旅』は8月号で終刊に追い込まれた。 旅行雑誌の『旅』は雑誌・新聞の統廃合や検閲強化、用紙統制が進むなかで鉄道省の傘下にあった日本旅行倶楽部が出版していたから比較的...

“7月18日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1974=昭和49年  スイス人自然保護運動家がインドネシアのコモド島で消息を絶った。 名前をルドルフ・フォン・レディング・ビベレッグ男爵という。男爵はドイツ人グループと「巡航ボート」で島にやって来た。コモド島は東西に...

“7月17日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1912=明治45年  第5回オリンピック夏季大会のマラソン競技がスタートした。 開催地の北欧スウェーデンの首都・ストックホルムは快晴で朝から気温が上がり続けた。日本が初めて参加したマラソン競技がスタートするころにはす...

“7月16日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1959=昭和34年  赤道近く、アラビア半島南端にある港湾都市アデンにこの日、雪が降った。 当時はイエメン人民共和国=南イエメンの首都で北緯12度48分、紅海とインド洋を結ぶアデン湾の北岸にある。熱砂のアラビア砂漠に...

“7月15日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1913=大正2年  宝塚歌劇団の前身となる「宝塚唱歌隊」が誕生した。 宝塚温泉の集客を図るため箕面電鉄(現・阪急電鉄)が三越少年音楽隊などを手本にして結成した。第1期生は25人で平均年齢は12歳。尋常小学校を卒業した...

“7月14日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

1867=慶応3年  三河国(愛知)で「ええじゃないか」の民衆騒ぎが起きて全国に広まった。 幕府の命運もいよいよ極ったこの日、三河国渥美郡に伊勢神宮の御札が降ってきた。いまの豊橋市あたり、民衆はこれを<慶事の前触れ>に違...

“7月13日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1808=文化5年  間宮林蔵が早朝に北海道・宗谷岬を船出した。 目的地は北蝦夷・樺太=サハリンで約60キロの宗谷海峡を渡り南端のアニバ岬をめざした。当時、清朝の満州人は樺太をサガリヤン・ウラ・アンガ・ハタ=サガレン川...

“7月12日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1789年  大借金のルイ王政の実質破綻でパリは天井知らずの物価高騰にあえいでいた。 赤字額は歳入の実に9倍となっていた。緊縮財政をかかげる財務長官のジャック・ネッケルが反対するマリー・アントワネット一派によって前日に...